肩こりでしんどい、と悩んでいる方は多くおられます。
よくお聞きすると、肩が張る、肩が重い、肩が痛い、腕があがりにくい、など様々です。
東洋医学(中医学)では、肩こりは、「風、寒、湿、熱」などの外邪が体に侵入して、経絡の通りが悪くなり、「気(き)」と「血(けつ)」のめぐりが停滞することにより生じると考えられています。
「気」が不足している、季節の変わり目などが原因で、「風寒湿」など複数の外邪が混じりあって体に侵入します。
外邪が主に「湿」であれば、肩が重だるい、動かしにくい、特定のところが痛いなどの症状があらわれます。
外邪が主に「寒」であれば、肩が痛い、動かしにくいのほかに、温めると痛みが減り冷やすと痛みが増す、などの症状があらわれます。
「薬三分、養生七分」です。
普段から牛肉や鶏肉、山いも、豆、きのこなどを食べて気を補い、体への外邪の侵入を防ぐことは大切です。
また、漢方薬で外邪を取り除き、「気」と「血」のめぐりをよくして、肩こりを和らげる方法もあります。