40歳を超えると、物忘れや記憶力の低下を感じることが多くなります。
「顔はわかるのに、名前が思い出せない」
「鍵をどこに置いたか思い出せない」 など
これら健忘の症状は、自分が忘れたことを自覚しているのが特徴です。
東洋医学(中医学)では、健忘は主に「心(しん)」「脾(ひ)」「腎(じん)」と関係があると考えられています。
例えば、いろいろと慎重に考えすぎると、「心」や「脾」のはたらきが低下し、「陰血(いんけつ)」が不足して、元気がない、食欲がない、心身が疲れてだるい、不眠、健忘などの症状があらわれます。
「腎」のはたらきが低下して「精(せい)」が不足すると、腰がだるい、体力がない、健忘などの症状があらわれます。
「薬三分、養生七分」です。
漢方薬で「陰血」や「精」を補充し、「心」「脾」「腎」のはたらきを整えて、健忘を改善する方法もあります。