気になる手足のしびれはありませんか。

「朝起きたら、突然、手がしびれてた」「最初は手のしびれだけだったけど、最近は痛みもでてきた」など。

しびれを引き起こす病気はさまざまです。

東洋医学(中医学)では、しびれは、「風、寒、湿、熱」などの外邪が体に侵入して、経絡の通りが悪くなり、「気(き)」と「血(けつ)」のめぐりが停滞することにより生じると考えられています。

「気」が不足すると、「風寒湿」など複数の外邪が混じりあって体に侵入しやすくなります。

「気」が不足している場合は、「気」を補うことも大切です。

外邪が主に「湿」であれば、手足が重い感じ、動かしにくい、しびれや麻痺、特定のところが痛いなどの症状があらわれます。

「薬三分、養生七分」です。

漢方薬で外邪を取り除き(例えば、「湿」をとかして流す、など)、「気」と「血」のめぐりをよくして、しびれを和らげる方法もあります。

また、しびれの悪化を予防するなど養生のために、漢方薬で「気」を補う方法もあります。