「寝ても寝ても眠いです」

「いつも眠くて体が重だるいです」

こんなお声をお聞きします。

東洋医学(中医学)では多眠といわれ、多眠は主に、「脾(ひ)の気(き)の不足」や「水(津液)の停滞」と関係があると考えられています。

多眠の特徴は、昼夜を問わずときどき眠たくなる、目が覚めてもまた眠る、です。

例えば、「脾の気が不足」している場合は、食後に眠くなります。

梅雨のように湿度の高い季節では、「水(津液)が停滞」しやすいので、食欲がない、体が重だるくよく眠る、といった症状がみられやすくなります。

「薬三分、養生七分」ですので、寝ても寝ても眠い場合は、冷たいものや生ものを控える、暴飲暴食をやめる、などの養生は大切です。

さらに、漢方薬で「脾の気」を補ったり、「水(津液)の停滞」を改善していく・・・このような方法もおすすめです。