平均寿命がのびて、「健康で活動的に過ごせる期間(=健康寿命)をのばすことが大事」といわれています。
女性では、閉経後30年から40年間ほどあることから、この時期のからだのケアが大切です。
60歳を過ぎると、体のあちらこちらに、年齢にともなう症状がでてきます。
お肌のシミやシワが目立つ、腰や膝が痛くなる、頻尿や夜間尿、そして記憶力の低下など。
東洋医学(中医学)では、これらの症状は「腎(じん)」や「脾(ひ)」のはたらきが低下するからと考えられています。
「脾」のはたらきが低下すると、免疫力の低下につながります。
「腎」と「脾」のはたらきが低下すると、「血(けつ)」と「水」の流れが悪くなり、「水」が変化して「痰(たん)」がたまり、動脈硬化などの病気につながります。
「腎」や「脾」のはたらきを高める食材や「痰」を取り除く作用のある食材を、積極的にとりましょう。
くるみは、健脳の食材と知られ、滋養強壮が高く、美肌効果や便秘予防の効果もあります。
「痰」を取り除く作用のある食材は、昆布やしいたけなど。
さらに、しいたけには、コレステロールの代謝をうながす作用や免疫力を高める作用もあります。
ゆでたしいたけに、細かく刻んだくるみを合えて、しょうゆなどで味つけ・・・も美味しいです。