クーラーのきいた部屋に長くいると、肌がカサカサして乾燥しませんか。
肌が乾燥すると、肌の防御作用が低下して、外からの刺激にさらされやすくなり、肌荒れなどの肌トラブルが起こりがち。
肌がカサカサしてつやがないのは、栄養不足だから。「血」と「陰」が不足しているのです。
また、肌は「肺(はい)」と関連が強いとされていますので、「肺」のはたらきも高めましょう。
東洋医学(中医学)でいう「肺」は、西洋医学でいうそれとは異なり、「肺は皮膚と汗腺の活動をつかさどるところ。肺気が虚弱になると、皮膚の防御作用が低下して外邪の侵入をうけやすくなります。汗をかきやすくなったり、感冒にかかりやすくなったり、皮膚があれてカサカサになりやすい」と考えられています。
カサカサしたお肌におすすめの食材は、「血」や「陰」を補う作用のある食物です。
豚肉、ほうれん草、トマトなど。
例えば、「豚肉とほうれん草の炒めもの」や「トマトと卵の炒めもの」、「トマトスープ」などで、お召し上がりくださいね。
次回は、肌トラブルを防ぐための、肌と「肺」のお話です。