めまいは日常生活の中でよくみられる症状です。

ぐるぐる回る感じ、ふわふわした感じなどの症状がみられます。

東洋医学(中医学)では、めまいは主に「肝(かん)」や「脾(ひ)」、「腎(じん)」、「気血(きけつ)の不足」、と関係があると考えられています。

例えば、お酒の飲みすぎ、脂っこいものや甘いものの食べすぎ、疲れすぎなどで、「脾」のはたらきが低下すると、「津液(水分)」のめぐりが停滞して「痰湿(たんしつ)」が体の中に生じます。そうすると「清陽(せいよう)が昇らず、濁陰(だくいん)が降りない」ことから、体内の機能がうまく働かず、めまい、頭が重い、多眠などの症状があらわれます。

病気が長引いて、「気と血」が消耗して不足すると、疲れるとめまいが生じる、運動するとめまいがひどくなる、不眠などの症状があらわれます。

「薬三分、養生七分」です。

漢方薬で「肝」や「脾」、「腎」のはたらきを整えたり、「気と血」を補うことで、めまいを改善する方法もあります。