喘息(ぜんそく)は、ハウスダストやカビなどのさまざまな刺激物質によって、空気の通り道である気道が発作的に狭くなり、息苦しくなる病気です。
そしてこのような状況を繰り返すのが特徴です。
突然咳がでて、ゼーゼー、ヒューヒューといった音を伴って息苦しくなります。
東洋医学(中医学)では、喘息は、「肺(はい)」だけでなく「腎(じん)」も関係があると考えられています。
例えば、喘息が長引けば、「肺の気の不足」が「腎」にもおよび、「腎の気が不足」することで、十分に息を吸うことが難しくなります。吐く息は吸う息よりも多くなり、息切れや動くと喘息が激しくなる、などの症状があらわれます。
「薬三分、養生七分」です。
漢方薬で「肺」や「腎」の気を補ってはたらきを整えるなど、喘息の症状を改善する方法もあります。