花粉症の季節になりました。

スギ花粉以外に、黄砂やPM2.5も飛んでおり、それらに反応して、鼻水のよく出る季節です。

また、季節を問わず、鼻水に悩まれている方もおられます。

アレルギー性鼻炎の鼻水は、「水っぽくって、サラサラで白色」が特徴です。

「鼻水がでるので、マスクやティッシュペーパーが手放せない。」

「特に、朝にくしゃみと鼻水がよくでる。」

「鼻水がでてきて、眼もかゆい。もう花粉が飛んでいます。」

こんなお声をお聞きします。

東洋医学(中医学)からみると、アレルギー性鼻炎は「肺(はい)」と関係がある、と考えられています。

「肺」が弱ってくると、アレルギー性鼻炎の原因の一つになるのです。

また、五行学説では、「脾(ひ)」は「肺」の母。

「肺」を元気にするために、「脾」を元気にすることも大切です。

鼻水がひどいときは、漢方薬でアレルギー性鼻炎を改善するのも一つの方法です。

鼻水がひどくないときは、「脾」と「肺」を漢方薬で元気にしてあげると、アレルギー性鼻炎の予防になります。

患者さんは、「朝方いつもでていた鼻水が、ピタッと止まりました」と驚かれます。

また、「鼻水が例年と比べてあまりひどくなっていないです」と。

「薬三分、養生七分」ですので、漢方薬は心強い味方です。

漢方薬で治療しつつ、生もの・冷たいもの・脂っこいもの・お酒を控えるといった養生も大切です。